少子化

総人口に対する子どもの割合が低下する少子化。これによりもたらされる経済的、社会的影響は凄まじく、そう遠くない将来この国に致命的な打撃を与えるのは間違いありません。

そうならない為にも、少子化のメカニズムについて学んでいきましょう。
 まずは少子化の原因についてです。これには晩婚化、非婚化、晩産化が大きく影響していると考えられています。その背景にあるのは、戦後の男女平等の広まりによる女性の高学歴化、それに伴う女性の社会進出による経済的、社会的自立です。つまり女性目線に立った時、結婚における経済的メリットが少なくなり、結婚そのものの魅力が低下したのです。さらに、現在の社会システムでは多くの女性が仕事か育児のどちらかを選択しなければいけなかったり、育児そのものに対する不安なども、結婚を躊躇してしまう原因となっているのでしょう。

 また、核家族化や地域共同体の解体が進んだ結果生じる「育児の不安や悩みを相談したり、話を聞いてくれる人がいない」という問題も、少子化をもたらす背景となってしまっているのです。
 したがって、少子化を解消する為にまずやるべきことは、支え合いに基づいた社会システムを構築することです。支え合いとは、地域、企業、医療、保育、保健、福祉が一体となり総括的に子育てを支援していくシステムのことです。そのためには従来の社会システムを抜本的に見直す必要があります。また、それに伴って、介護系の資格を取ろうとする若者も増加してきています。

 具体的には、今の画一化された保育サービスではなく、必要な時に、必要な時間利用可能な多様化した保育サービスを目指すべきでしょう。そのためにはまず、需要の多い0歳から2歳の子どもを受け入れる保育所を増設したり、延長保育や休日保育、企業内に託児施設を整備することが必要です。そして地域では、経験豊富な高齢者の手を借り、育児相談や子育て支援サービスを行うことで、育児に不安を持つ母親を支えていきましょう。

 以上のように、少子化という問題に対しては、地域で支え合う社会システムの構築が急務です。しかしこれは昨日今日始めてすぐに達成できるものではありません。国民が手を取り合い、一丸となって臨まなければならない国家プロジェクトと言っても過言ではないのです。少子化を解消できれば、必ずや明るい未来が私たちを待っているはずです。

Leave a Comment

Filed under 高齢化社会

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>